ひさしたかし・整形外科・クリニック

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膝の痛み

膝の痛み

膝が痛い症状でお悩みの方へ

膝に痛みが現れる代表的な疾患や治療・予防法ご紹介します。歩行や正座、階段の昇り降りがつらいなど、日常生活に支障をきたすつらい症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
正確な判断には、医師による診察が必要です。目安としてお読みいただけると幸いです。

  • 膝が痛い

へんけいせいひざかんせつしょう
変形性膝関節症

症 状

初期は歩きはじめだけ膝が痛みます。徐々に正座や階段の昇り降りが困難となり、末期では安静時も痛み、歩行ができなくなります。

チェックポイント

  • 歩き始め、立ち上がるときに痛みが出るが、休めば痛みが治まる
  • 歩くと常に痛みを感じる
  • O脚になってきた
  • ひざに水がたまる

原 因

年齢を重ねるとともに、少しずつ関節の軟骨がすり減ったり削れたりした結果、炎症や変形が起こります。肥満や遺伝による場合もあります。

ひざの内側に極端に負荷がかかるO脚や、ホルモンバランスの変化で骨がもろくなることにも関係があると言われています。

治 療

痛み止めの内服薬や外用薬、膝関節内にヒアルロン酸の注射をします。体を動かさないでいると筋肉が落ちてさらに病気が進行するため、適切な靴を履いてウォーキングをする、入浴などでひざを十分温めた後にひざを伸ばす、といった運動や温熱療法が有効です。

リハビリを早期に行い、筋力向上・動きの改善を図ることで、痛みも改善することが多いです。症状が進み、日常生活に大きな支障が出る場合は手術を検討します。
当院では再生医療であるPRP療法を導入しております。変形が中等度までの患者様には、症状の改善が期待できる治療です。

予 防

正しい歩き方をしていると、お尻の筋肉と、股関節を閉じる筋肉を鍛えられるので、ひざの痛みの予防になります。 太ももの前の筋肉を、簡単なストレッチで鍛えることも有効です。
また、正座やあぐらといったひざに負荷をかける座り方は避けましょう。 ひざの関節には常に体重の4~6倍の負荷がかかっているため、肥満であれば減量をすることも予防になります。

  • 膝が痛い

はんげつばんそんしょう
半月板損傷

症 状

損傷の原因により様々ですが、痛みや腫れ、関節の動きが一定の範囲しか動かない、ひっかかりなどが主に見られる症状です。

チェックポイント

  • 膝が痛む・腫れている
  • 膝の曲げ伸ばしをすると、痛みやひっかかりを感じる
  • 急に膝が動かなくなり、激しい痛みがある

原 因

スポーツのケガから生じる場合と、加齢によって損傷する場合があります。
スポーツでは、ジャンプして着地した時や、サッカーやバスケットボールなどで見られる急な切り返しの動きをしたときによく起きます。
また、半月板は年齢を重ねるごとに傷つきやすくなるため、激しい動きや力が加わったわけではなくても、ちょっとした動作で損傷が起きることがあります。

治 療

サポーターやテーピングで患部を固定し、鎮痛剤や外用薬、ヒアルロン酸注射を行います。同時にリハビリテーションも行い、筋力を維持し膝を安定させます。
傷んだ半月板が完全に治ることは難しいですが、たいていの患者様は改善を認めます。症状が改善しない・重症の場合は手術となります。

予 防

股関節や足首など下半身全体の関節が柔らかいと、膝へかかる負担が軽減され、予防にもつながります。
普段からストレッチや筋トレを習慣づけ、運動する際には、準備運動をしっかり行うようにして、体全体の柔軟性を保つようにしましょう。

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